ブログ23、「学習者の立場になって考えること」について。

こんにちは。

「英語学習者の方をいつも応援しているブログ」の立川です。

前回のブログでは「英語教師の探し方」について述べてみましたが、

今回は、語学の先生にとって一番大事な能力であります、「学習者の立場になって考えること」について話してみたいと思います。

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「ネイティブの先生に習ってみたんですけど……」

こう言う話はよく聞きます。

でも私は、自分自身が「日本語ネイティブの日本人」として外国人に日本語を教えてもいる立場でもありますから、よくわかるのですが、

母国語を教えるのは実は結構難しいです……

私は「日本語」と「英語」を教えているのですが、どちらかといえば自分自身も勉強をして話せるようになった「英語」を教えるほうが好きです。

「好き」と言うと少し語弊があるまもしれませんが、要は、

自分自身が勉強をしたことがあるから、教えやすいのです。

日本語は、気がついた時には話せていて(もちろん親はそのプロセスを見ているんですが)、

小学校入学時には文法の基礎はほぼ終わっているんですね。

それも、「日本語の勉強」という形ではなく、

家族と話したり、絵本を読んでもらったり、テレビを見たり、

気づかないうちにやっていた膨大な量の日本語の「インプット」と、

家で親と、そして保育園や幼稚園で先生や同級生と話す膨大な量のアウトプット「実践」によってです。

これは私自身に今幼稚園に通う息子がいるのでよくわかりますが、

息子は英語、スペイン語、日本語をすでに結構問題なく話します。

もちろん今はスペインに住んでいるので、日本語の能力が一番低いですが、

それでも私の日本語の大人の生徒さんよりはリスニングがよくできますし、選ぶ単語も自然です。

もうすでにほぼ基礎は終わってるんですね。

とはいえ、息子が大人になったからといって、

その3ヶ国語をいとも簡単に誰にでも教えられるかというと、

実際はいうほど簡単なことではないでしょう。

それはやはり先ほど述べたように、

物心をつくまでに学んだ言葉を、

その自分のように学んでこなかった生徒さん達に教えることが想像以上に難しいことだからです。

まず、大人と子供では「学び方」が全く違います。

この違いについては、また今度、機会を持ってポッドキャストで話してみたいと思います。

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私は、自分が英語を教えていてなんなんですが、語学は基本的にはネイティブの先生に習ったほうがいいと考えます。

やはり、私たち外国人の先生とネイティブの先生の間には超えられない壁があるからです。

それはよく考えられるように「発音」や、「ボキャブラリーの量」でもあるのですが、それよりも、その言葉に対する理解の深さが違うのです。

文法的間違いを、それが面白いからと言った理由であえてしてみたり、

間違いを開き直れる自信と、それを許される特権がネイティブスピーカーにはあるのです。

かなり高度に日本語を話せたとしても、大人になってから日本語を学んだ外国人が日本語で漫才や落語、大喜利のようなことをするのは難しいと思います。

私もTEDのようなアカデミックなトークであればまだできるかもしれませんが、ロンドンでスタンドアップコメディをする勇気も言語能力もありません。

笑いというのはそれほど高度なレベルで言葉を使うことなのです。

とはいえ、私たちネイティブではない外国人の先生が全て劣っているとそうとはいえません。

私たちノンネイティブの先生の一番の強みが、

今日のブログのタイトルでもある、

「学習者の立場になって考えること」ができるということです。

特に、大人になって英語を勉強し直したノンネイティブの先生だからこそ、

同様に大人になって英語をやり直している多くの英語学習者の方々を理解できる、

応援できるのです。

そして、ネイティブの先生の全てではありませんが、

特に英語ネイティブの先生で、外国語の勉強のない先生には少し注意が必要だと個人的に私は考えます。

なぜならそういう先生は、生徒さんが何について悩んでいるのか、という気持ちが理解できないからです。

長い長い語学学習につきまとうフラストレーションと、その対処方法、気の紛らわせ方を知りません。

想像はできるかと思いますが、

その経験がないから、学習者の心に響くアドバイスができないのです。

ただ、たとえば日本に住んで、日本語を一生懸命に勉強しているネイティブの先生は違います。

生徒の皆さんのそういった語学学習への苦しさや楽しさも含めて分かってくれると思います。

そういったネイティブの先生は、私がもし生徒だとしたら選びたいタイプの先生だと思います。

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私のことを少しでも興味を持っていただけた方がおりましたら、

ぜひ、お気軽にお問い合わせから「初回カウンセリング&トライアル」を、お気軽にお申込みしていただければ幸いです。

お気軽に、お気軽に、お気軽に、

どうぞ、本当に、「お気軽に」よろしくお願いします。

今回も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。

でも、

せっかくいらしたのですからもう少しゆっくりしていってください。

次のブログはこちら→「英語学習者の方を応援するポッドキャスト(Eigo con Teppei)」第10回「お悩み相談について」

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